「北新地 緒乃」今、最も注目するべき日本料理店。小野孝太が創り出す世界観

今回は、今最も大阪北新地で勢いがあり、話題になっている日本料理店、「緒乃(おの)」さんのご紹介です。

現在の店舗に移られてから約三年、高い評価を受け続け、今や熱烈なファンを大勢抱える人気予約困難店に。

取材も基本的にはNGとされているようですが、今回はこの「ごちそうさん」のためにお時間をいただいてお話をお伺いするとともに、お料理を味わってきました。

北新地 日本料理店 緒乃(おの)とは

緒乃(おの)のシェフ、小野孝太氏は淡路島出身。淡路島の料理屋の三代目として生まれ、11年の長崎の料亭での修行を経て、淡路島緒乃として料理人のキャリアをスタート。

その後、出張料理人としてお仕事をされたのち、北新地での4ヶ月の期間限定店を開かれた後、現在の北新地 緒乃を開かれました。

淡路島ご出身ということもあり、淡路島の食材をベースに、日本各地の一級品だけを取り扱った独創的、かつ遊び心あふれるオリジナリティの高いお料理は瞬く間に大阪、そして各地の食通の間で評判になり、今や予約困難の人気店となっています。

淡路島のこだわり食材を表すのがこちら、緒乃さん専用の淡路由良雲丹木箱。

こんなこだわり食材を大胆に味わせてくれる緒乃さんはとうとうミシュラン2021 一つ星を獲得。 そうなると、ますます注目も高まって予約が取りづらくなってしまうかもしれませんね。

小野孝太シェフといえば、この演出

緒乃さんに訪れた方はその芸術品と言えるお料理の味、そして見た目もさることながら、この小野孝太シェフの演出もとても記憶に残るのではないでしょうか。

それがこちら

そう、調理の前に小野孝太シェフが、カウンターに座るお客様に調理前の食材を見せてくれる演出があるのです。

料理を食べる前から、緒乃さんの世界観に引き込まれること確実ですよ。

続いてはこちら、正真正銘のA5ランク神戸肉。インパクト大です。

緒乃さんで取り扱う神戸肉は以下の定義に合うお肉のみを使用しています。
淡路島の繁殖農家で生まれ、兵庫県内の牧場が買い付け、なおかつ兵庫県内牧場で育てられた、お肉となった、雌牛のみ。

どうですか?緒乃さんのお店に行ってみたくなったのではないでしょうか。

緒乃(おの)はお店そのものも機能と美意識によって構成されている


緒乃(おの)の店内は入り口の暖簾や取手からこだわりを持って作られており、店内に一歩踏み入れると漆仕上げの素晴らしいカウンター、そして思わず目を奪われる洗練された調理場が目に飛び込んできます。

このカウンターだけでなく、壁、天井、椅子、など、どれをとっても一級品、お料理が出てくる前からワクワク感が止まりません。

2022年7月現在の緒乃さんは火・木・土曜日のみランチ営業、ディナーは18時~・20時45分~となっており、お任せのコースのみです。

緒乃(おの)夜のお任せコース


それでは今話題の、緒乃さんの夜のコースのうちいくつかのお料理をご紹介していきます。

コースは30,800円(税込)のお任せ、それに日本酒、シャンパンとのペアリングを楽しむというのが緒乃でのスタイル。

ある日のコース内容

※コースのメニューは季節・日にちにより変わります。

  • 鮎魚女葛叩き 薄葛仕立て
  • 白甘鯛 昆布締め 2種の魚卵とともに
  • 兵庫県浜坂のズワイ蟹と山田錦のリゾット風、ムカゴと銀杏
  • 岩手の月の輪熊と岐阜の天然なめ茸のお椀
  • 本日の揚物(赤甘鯛、鮑)
  • 河豚白子の茶碗蒸し、中にモッツァレラチーズ、上にパルメジャーノチーズがけ
  • 淡路島の鰆と鮑のフライ、富田林の海老芋のソースで
  • 松阪牛シャトーブリアンとヒレと舞茸、ポルチーニと舞茸とトリュフのソースで
  • 神戸牛頰肉のお凌ぎ
  • 伊勢海老おじや
  • 豆乳と和三盆で作ったパンナコッタ
  • 抹茶

そう、もうお気づきかもしれませんが、緒乃さんはただの高級日本料理店というわけではなく、美味しいものが次々と出てきて、大食漢の方でも大満足できる非常に満足度の高いお店なのです。

しかも全てのお料理がこだわりの食材が使われ、そして小野シェフの20年以上の技巧が施されていると考えると超人気店である理由がお分かりになられるのではないでしょうか。

それではたくさん出していただいたお料理の中からいくつかメニューをピックアップしてご紹介します。

鮎魚女葛叩き 薄葛仕立て


淡路島産の大ぶりの鮎魚女(あいなめ)に葛をまぶし火を入れ秋田県の潤菜(じゅんさい)をあしらい薄葛を引いた出汁にてまとめている逸品。あいなめとじゅんさいの食感のコントラストをたっぷりの木の芽の香りと共に味わいました。

白甘鯛 昆布締め 2種の魚卵とともに


愛媛県八幡浜の上質な白甘鯛を捌き薄塩をあて昆布でしめたもの。その白甘鯛に添えられているのが二種の魚卵。

一つ目は春先に出る鯛の子で自家製唐墨を作り削ったものだそうです。

そしてもう一方は一転変わってイタリア産の塩分濃度を抑えたキャビア。2種の魚卵のお味でお刺身をいただくスタイル。

本日の揚物(赤甘鯛、鮑)


赤甘鯛、鮑は共に下処理をし合わせ醤油を絡ませ、粉をまぶし高温で揚げた唐揚げです。パルミジャーノレッジャーノの濃厚なチーズの風味がアクセントになっており新しい感覚の唐揚げとなっています。

神戸牛頰肉のお凌ぎ


次はおしのぎです。神戸牛の頰肉は柔らかく、時間をかけ煮込み自家製のデミグラスソースと赤味噌を合わせたソースで仕上げられています。

下には黄韮と合わせられた硬めに粒だったお米がひかれ、お肉と一緒に口に運ぶと至福の味わい。匙でざっくりと混ぜるようにいただきました。

伊勢海老おじや


最後にご紹介するのが、豪華なたっぷりの伊勢海老の頭や味噌を香味野菜とともに煮出したスープに洗い米を入れ炊き上げ卵で閉じたおじやです。濃厚な伊勢海老の風味とその旨味が染み込んだおじやはどんなにお腹がいっぱいな方でも止まらなくなる美味しさです。

小野孝太シェフはSSI認定きき酒師でもある


北新地 緒乃では素晴らしいお料理が楽しめるのですが、実はそれだけではないのです。

シャンパンやワインも良いのですが、緒乃さんにきたらぜひ日本酒も味わって欲しいです。

シェフの小野孝太さんはSSI認定きき酒師です。SSI認定きき酒師とはいわば、日本酒のソムリエ資格。

そのプロが選んだ日本酒のセレクトは他のお店とは一線を画します。

梵 超吟(写真、左)

年一度リリースの希少な珠玉の福井の名酒。精米歩合がかなり低い(20%)非常に貴重な高級日本酒

鳳凰美田ホワイトフェニックス(写真、左中)

栃木県の小山市に蔵を構える酒本のお酒。マグナムボトルに詰めらた味わい深い全量吟醸仕込み日本酒。

十四代(写真、右中)

山形産の幻の日本酒と言われ、現在入手が難しくなってきているお酒です。

黒龍夏絞り(写真、右)

季節物の夏限定のお米の旨味爽快感が味わえる福井産日本酒。しぼりたて特有の爽やかで瑞々しい味わいです。

いかがですか?どれも一度飲んでみたいと思うような日本酒ばかりではないですか?

北新地 緒乃 店舖情報

  • 予算:35,000円~
  • 最寄り:西梅田駅/北新地駅
  • 住所:大阪府大阪市北区曽根崎新地1-2-22 北リンデンビル 6F
  • ランチ: 12時30分~(火・木・土) ディナー:18時~(月~土)
  • 日曜日
  • 電話番号:06-6341-8171 ※現在予約は専用サイトからのみ

北新地 緒乃は完全予約制、お子様連れでの入店はできませんので、ご注意ください(※貸し切りの場合はご相談ください。)

現在予約が非常に取りにくい予約困難店です。お電話いただいても急なご予約は難しいですので、ご配慮ください。

予約を希望される場合は以下のサイトでのみ可能です。
ご予約はこちら(外部サイト)

北新地 緒乃、ぜひ訪れてみてください。

 

今、最も注目するべき日本料理店「緒乃」

小野孝太がお届けする厳選お取り寄せ。

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