「mikami limited50」三上雅博氏が創り上げた、究極の会員制鮨店

大阪に、世界の有名シェフや国内の著名人が密かに訪れる会員制鮨店がある。
ここでしか味わえない唯一無二の鮨とその洗練された雰囲気で、多くの美食家たちを虜にしています。
ベールに包まれた空間を、今回特別に覗かせていただいた。

特別な会員制度

「mikami limited50」の最大の特徴は、何といってもその会員制度。
「入会金100万円 限定50名」
会員制の店は数あれど、この数字に驚きを隠せない人は多いのではないだろうか。
会員同伴でなければ、入ることさえ許されない特別な空間。
その特徴が店名の由来にもなっている。

mikami limited50

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内装は一流デザイナーによって手掛けられたもの。
高級感のあるカウンターと漆喰の壁で落ち着いた空間に仕上がっています。
「mikami limited50」は、現会員からの熱い応援と後押しがあったからこそ実現したとのこと。
「支えてくださる会員様たちの期待に応え、この特別な店を開く決心をしました」と三上氏は話す。

鮨職人 三上雅博

故郷である北海道、小樽を皮切りに、全国津々浦々の料理店で腕を振るい大阪へ。
ご縁があり任された鮨店を、超予約困難店へと導いた。
その後、満を持して「mikami limited50」を開店。
会員様の期待に応え、最上のおもてなしと長年培った技術を持って鮨を握るのが「鮨職人 三上雅博」である。

mikami limited50

本鮪

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この日も挨拶がわりに、手当てされた極上本鮪から。宮城県塩竈産。
全国でも名高い鮪の卸「やま幸」から、選りすぐりの腹上一番が届く。

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冬の醍醐味である上質な脂を蓄え、香り豊かな一貫。口の中で心地よくほどける。
その日のマグロの状態で米、酢のブレンドを変えるのが三上流。

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烏賊、雲丹

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きめ細やかな包丁が施されたその数は、なんと数百回。
手当てされた烏賊にこの時期が旬の、故郷小樽のウニがあしらわれる。

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爽やかな酢橘の酸味と振り塩が、双方の甘みをより引き立たせる。熟練ならではの一貫。

牡丹海老

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産地でもお目にかかれないサイズの牡丹海老は、伝統的な昆布〆の処理で、余分な水分を抜き旨みを高める。

mikami limited50

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頭の濃厚な味噌は酒の肴に。
薪で炙ってそっと提供する一品。
酒好きにはたまらない。

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光物、貝類、季節の魚介

mikami limited50

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中盤から終盤にかけ光物、貝類、故郷小樽より選りすぐり季節の魚介でたたみかける。
どれも超一級品で極上なフォルムが見て取れる。
優美、そして繊細。

mikami limited50

そしてその間に、一品や盛り合わせが供される。酒の肴にチビチビと食べられるのが嬉しい。

mikami limited50

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温物として、茶碗蒸し

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選別を繰り返した、北海道産の赤い小柱、赤玉帆立貝柱を具として使用。
毛蟹の味噌と身をたっぷりと合わせた、餡掛けが張られている。

冷菜

冷菜として、この日は三種盛り合わせ。
あん肝、雲子、ままかり。

mikami limited50

どれもまた選別、手当が良いのか、お鮨が握られるのを待つには申し分のない三品。
無論こちらは季節によって変わるであろうが、北海道産のものである。

巻物

mikami limited50

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そして有終の美を飾るのは鮪。
この芸術的な巻物で、コースの終焉を迎える。

mikami limited50

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勿論、お腹の加減で追加も許されており、ホスピタリティーも流石。

mikami limited50

「mikami limited50」では、上質な魚を吟味しその一部分を使用するため、自然保護やサスティナブルの観点から、今後有効活用できるような別店舗や形態を模索しているという。
さらに、支えてくれる若い子達の活躍、スキルアップの場所提供についても同時進行中。
今後の展開にも目が離せない。
富裕層向けのグルメ本にも紹介される「mikami limited50」。
なかなか機会を得られない方も多いと思うが、一度は会員の方にお連れいただきたい鮨屋だ。

mikami limited50

「mikami limited50」のお店情報

  • 住所:非公開
  • 予約:会員様のみ
  • 席数:カウンター8席
  • 予算:非公開