今大阪で注目を集める若手料理人のお店「割鮮 入たに」

今回ご紹介するのは北新地にある「割鮮 入たに」です。

今大阪で注目を集める若手料理人のお店であり、新鮮な食材を使用したこだわりの料理が魅力です。

特に魚料理は必見で、その新鮮さと味わいは絶品。

活気溢れる店内で素晴らしい料理を堪能してみてください。

「割鮮 入たに」その名の由来

「割鮮」という言葉は、店主の入谷氏が修業した浪速割烹喜川の大将である上野修三氏によって生み出されました。鮮度と質にこだわった料理を指す言葉であり、特にお魚を指しています。

その言葉をいただき「割鮮 入たに」と名付けられました。

「割鮮 入たに」では、新鮮な食材を産地にこだわらず、日本各地の近海物を中心に使用しています。

その鮮度抜群の食材を、お客様のお好みやニーズに合わせて調理。最高の食体験を提供するため、確かな技術を用いて繊細で美味しい料理をお楽しみいただけます。

 

オーナーシェフ入谷元基氏

店主の入谷元基氏は、数々の名店で修業を積んできた経験豊富な料理人です。大阪の老舗名店「浪速割烹 喜川」一門の「喜川 有尾」や、ミシュラン掲載店の「なにわ料理 有」で研鑽を積みました。また、ミシュラン掲載の名店「老松 喜多川」の二号店「十六」では料理長として経験を積みました。

その後、北新地の「食堂 たのし」で一年間勤務した後、自身の夢であるお店を実現し、北新地に「割鮮 入たに」をオープン。

お客様に満足と喜びを提供することを非常に大切にしており、心を込めた料理とおもてなしを通じて、特別なひとときを提供したいと考えています。

その熱意と情熱が、「割鮮 入たに」を活気あふれる魅力的なお店にしています。

 

「居心地の良さを楽しむ隠れ家で絶品料理が織り成す至福のひととき」

店内は和風の雰囲気でありながら、明るさと心地よさを大切にした空間となっています。隠れ家的な雰囲気を演出し、ゆったりと寛げる場所としてお客様をお迎えします。

特に注目すべきは、天然の薩摩の黒土を使用して作られた壁の部分です。この壁は自然な風合いと温かみを持ち、店内の雰囲気を引き締める役割を果たしています。和の要素と創造性が融合した独自の空間が特徴です。

料理にも同様にこだわりがあります。新鮮な食材を活かした料理を追求しています。店主の入谷氏の経験と技術を活かし、素材の持ち味を最大限に引き出す料理を提供しています。

それでは、美味しいお料理の数々をご紹介していきましょう。

 

割鮮盛り合わせ

千葉のもち鰹、長崎の剣先イカ、淡路島の鯛、青森大間のムラサキ雲丹、宮城の閖上赤貝という、五つの素材が色鮮やかに盛り付けられた一皿です。華やかな5種盛りの中心に花穂紫蘇が添えられており、その美しさに心が躍ります。

千葉のもち鰹はその名の通り、まるでつきたてのお餅みたいにもちもちとした食感で、あっさりとして爽やかな味わい。

鰹の種類ではなく、硬直が始まる前の身が柔らかい状態の鰹の事を「もち鰹」と呼ぶそうで、新鮮さの証でもあります。

長崎の剣先イカは、濃厚な甘みとねっとりとした食感が楽しめる逸品です。身が厚く歯応えもあり、贅沢な味わいが広がります。

淡路島の鯛は、明石海峡や鳴門海峡の荒波に揉まれて育ったため身の締まりがよく、噛むほどに広がる旨味が特徴。

鯛に限らず雲丹やイカ等、淡路島の食材をよくお造りに使用されるそうです。

青森・大間のムラサキ雲丹は、良質な昆布を餌として育ち、鮮やかな黄色の身が特徴です。上品な甘みとぷりぷりとした食感が楽しめます。

宮城県名取市の閖上漁港のブランド食材として名高い「閖上赤貝」は、身がぷっくりと柔らかな食感。

貝ひもの部分は、コリコリとしてまた違った食感を楽しめます。芳醇な香りも貝好きにはたまりません。

赤みが鮮やかで、艶やかな見た目からも、「日本一の赤貝」の品格が漂っています。

鰹とイカは、生姜醤油で頂くのがおすすめです。また、お好みで塩や醤油で味付けをしてお楽しみいただけます。

割鮮盛り合わせは、新鮮な素材を使った贅沢な一皿。

 

長崎のイサキと冬瓜

利尻昆布と枕崎のかつおでとった、優しいお味の出汁に、柚子おろしを溶き込んでからめた一品です。

イサキは揚げることでコクを纏い、淡白な味わいを引き立てます。

出汁の甘みと柚子おろしの爽やかさが絶妙に調和し、瑞々しい冬瓜とともに初夏の訪れを感じさせる逸品となっています。

 

北海道産黒毛和牛ヘレの牛カツと北海道産アスパラの塩焼き

絶品の一品。牛カツは、極薄でサクッとした衣が特徴。ヘレ肉は柔らかく、断面は美しいピンク色が広がります。

火入れが絶妙で、肉の旨味が凝縮されており、噛むと口の中に肉汁が広がります。

フルーティーなソースとお塩を添えてお召し上がりいただきます。

ソースは、大阪の地ソース「ヘルメスソース」をベースに、葛粉でとろみをつけたものでお肉の味わいを一層引き立てます。

アスパラの塩焼きは、甘みがあり、瑞々しくてシャキシャキとした食感が楽しめます。牛カツとの組み合わせは絶妙で、相互に引き立て合い、口の中で調和します。

北海道の美味しい食材を贅沢に活かした絶品の組み合わせ。ぜひ一度、ご賞味ください。

 

「割鮮 入たに」では、8月1日から一時的にアラカルトの提供を終了し、コース2部制でのご案内となります。

これは、より美味しい料理を最高のタイミングでゆったりとお召し上がりいただきたいという店主の入谷氏の思いから。

入谷氏は、和食にとらわれずに様々な食材を用いた料理法にも挑戦したいという思いを抱いています。

今後も、新たな料理のアイデアや技法を取り入れながら、多様な食材を活かした魅力的な料理を提供していく予定です。

「割鮮 入たに」の魅力を一度体験すると、鮮やかな料理と魅力的な店主の雰囲気に心惹かれ、再訪したくなることでしょう。

ぜひ、この素晴らしいお店で贅沢なひとときをお過ごしください。

割鮮 入たにのお店情報

記事執筆