「中津をにく」火入れのスペシャリスト

2021年11月1日に大阪中津にオープン。
オープン当初からSNSで話題となり、予約困難店となった肉の名店「中津をにく」。

「中津をにく」 由来

お肉を愛する生産者から卸、消費者と全員をもっと身近に楽しく美味しく繋げる店を目指しており、「お」を「を」に変えオンリーワンの店を作りたいとの想いから「中津をにく」と名付けられたそうです。

木村正史(キムラマサシ)シェフ

北新地「U.KAI」の服部融快シェフの後輩にあたり、和洋中オールジャンルの料理店で15年。その後、焼肉店にて3年の修行を経て、「中津をにく」をオープンしました。

こだわり・コンセプト

「ひたすら肉を食べたい人がお腹パンチクリンになれる店がコンセプト」
毎日市場に行き、その時期の野菜、魚介を仕入れています。メインとなる肉は、精肉とホルモンに強い信頼できる業者より選び、こだわりの部位を使用。
特に肉の火入れには並々ならぬ情熱をお持ちで、火入れは全てシェフ自らおこなっております。
内装はモダンながらも和をベースとしており、器は日本各地の窯元を訪れ厳選した作家物を多数揃えています。

「中津をにく」メニュー

その日使用する厳選した部位を、木村シェフの説明を聞きながら見せていただきます。
上質な肉の塊は、まさに圧巻。

おこころ漬け

1品目は、「中津をにく」の心を。
「おこころ漬け」は、こころの部位と、お店に足を運ぶお客様への感謝とおもてなしの心をかけたメニューになっています。
柔らかくぷるんとしたこころには、大葉胡椒とりんごのすりおろし。大葉のさわやかな香りと辛味、そしてりんごの自然な甘みが絶妙に絡みあい、食べる人の”こころ”も躍ります。

和牛タルタルキャビア

小さく刻んだ和牛の上に、鰻と雲丹、そしてキャビアが盛り付けられており、混ぜていただくと、鰻の香ばしさとキャビアの程よい塩味、そして雲丹のクリーミーな味わいと和牛の柔らかな食感と甘みが続きます。
肉本来の旨みを引き立たせる、木村シェフのセンスが光る一品。

ハチカツ

このハチカツは煮込むことでハチノスの風味がまろやかになり、カツにすることで外はカリッとしていて中は柔らかく、一口ごとに広がるハチノスの深い味わいが楽しめます。

和牛ほほ煮

いちじくとブルーチーズの絶妙な調和。そして、バルサミコソースの甘酸っぱさと薫り高い風味。
ほろっとほどけるお肉に、ブルーチーズと燻製のバケットの組み合わせが癖になる逸品。

小鉢いろいろ

豊富な小鉢のセレクションも「中津をにく」の魅力。ずらりと並んだ小鉢の中からお好みで3品を選ぶことができます。
ぶどうキムチは、フルーティーな甘さとキムチのピリッとした辛さが絶妙。ミノのナムル、タンのパテや、アボカド、さつまいもなど、選ぶだけでも宝探しのようでわくわくしてしまいます。

厚切りタン

「中津をにく」を超予約困難店に押しあげたといっても過言ではない名物”厚切りタン”
ぷっくりと膨らんだ断面の美しさ。外はカリッと焼かれて、中は驚くほどジューシーで柔らかく、肉の旨味が口いっぱいに広がり、1度食べると虜になること間違いありません。

カイノミ炭藁焼き

塩麹と大葉で丁寧に漬け込まれたカイノミを繊細に炙りながら、砂糖をほんの少し振りかけることで、香ばしさと甘みが加わります。中華風のタレと香味野菜の相性が抜群でカイノミの美味しさを引き立てます。

イチボオーブン炭

イチボはオーブンと炭の両方でじっくりと焼き上げられており肉の旨みが凝縮。クリーミーなソースと合わせていただくことで、滑らかな口当たりと、イチボの甘みがさらに際立ちます。

テールキノコ鍋

一頭分のテールを贅沢に使用したお鍋。
あら味噌と12種類のきのこがふんだんに使われており、それぞれが持つ食感と風味が楽しめます。中でもカ
ナダ産の松茸の風味と旨みが抜群で、添えられた唐辛子のりもアクセントになり絶品です。

サラダ

セルバチコや姫みつばなどが数種類ブレンドされた旬菜サラダ。カシスとフランボワーズのドレッシングが甘酸っぱくフルーティー。
ドレッシングが水分で薄まらないように底に穴が空いたオリジナルの器。
こういう細かい配慮も「中津をにく」らしいこだわりです。

フィレ燻製

燻製の香りをまとったフィレは、しっとりやさしい食感。
ソースや薬味と共に食べることにより、その味は多彩な表情を見せます。

馬骨スープカレー

〆のご飯は馬骨スープカレー。
愛媛白寿真鯛に帆立とポルチーニを加えた土鍋ご飯。そこにスープカレーを鉄瓶で注いでいただきます。
馬骨と白寿真鯛の旨みを濃縮したスープカレーは香り豊かで、濃厚ながらもさらりと食べられる〆に最適な一杯でした。

塩アイス

こだわりのはちみつをたっぷりと纏わせた塩アイス。はちみつの香りと口溶けが食後の余韻に浸らせてくれます。
いかがでしたでしょうか?
指まで焼けてしまうのでは!?と目を疑うほど、肉を焼くことに情熱を燃やす木村シェフ。その姿はまさに火入れの魔術師。
その圧倒的な肉に対する情熱が生み出す味を、体験してみてはいかがでしょう。

「中津をにく」のお店情報

中津をにく

  • 住所:大阪府大阪市北区豊崎4-2-11
  • 最寄り:地下鉄御堂筋線 中津駅から徒歩5分
  • 営業時間:18:00~ / 20:30~ 一斉スタート
  • 定休日:不定休
  • 予算:¥18.000〜¥20.000/コース代金 ¥16.500(税込)
  • 予約制:御来店時次回予約可能 キャンセル枠のみOMAKASE解放
    ※現在新規の受付は未定
  • 席数: カウンター10席

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