「和旬 たい喜」米にこだわり季節の移ろいを表現する日本料理の雄

2023年4月、北新地に開店したばかりの注目の新店。
名店「纐纈」か独立し、「和旬 たい喜」としての創造性を加えた日本料理を提供しています。

「和旬 たい喜」由来

旬の食材の良いところを合わせ、季節の移ろいを感じさせる。美味しいお料理にお客様の心も表情も和む。そんなお店にしたいという想いと、自身の名前を組み合わせ「和旬 たい喜」と名付けました。

「和旬 たい喜」對喜享慶(たいきたかみち)

1987年、兵庫県神戸市生まれ。
神戸「日本料理 しげ松」で14年、さらに北新地「纐纈」で3年修行。
修行時代から「自分の表現するステージ、舞台の場を持ちたい」という想いがあり、2023年に自身の店「和旬 たい喜」をオープン。

”たい喜米” お米への特別な想い

こだわりの食材の中でも、特にお米には特別な想いがあり、鳥取県日野郡で自家栽培されるコシヒカリ種のオリジナルブランド ”たい喜米” を使用しています。
お客様にはこの旨味と甘みに富んだ ”たい喜米” の美味しさを存分に味わっていただきたい。また日本の食文化の根底をなすお椀物においても、出汁の深い味わいに徹底的にこだわり、日本人の体に馴染む味を追求しています。

パン(小麦)と旬の食材を使った料理を一品、コースに入れているのも「和旬 たい喜」の特徴です。
では、そんな魅力溢れる「和旬 たい喜」の織り成すメニューの数々をご紹介していきましょう。

蛤スープ 秋田県 金茸 甚五右ヱ門芋(じんごえもんいも)

蛤と金茸の濃厚な出汁の中に、粘り気がありながらも滑らかな口当たりの甚五右ヱ門芋。身も心も温まる一椀。

魳の照り焼き もち米

脂ののった焼き目香ばしい鰤、甘めのタレ、そして香り豊かでもっちりとしたご飯。
ご飯はたい喜米と新米のもち米を混ぜて炊くというこだわり。

北海道 毛蟹しんじょう 松茸

蟹と松茸の香りが華やかなお出汁の中に、蟹身を贅沢に使い、ふわっと柔らかで優しい食感のしんじょう。安らぎます。

お造り アラ 北海道の雲丹

アラはもっちりと弾力のある食感で旨味が強く、雲丹は濃厚。

市川市 ジャンボなめこ

醤油焼きの香ばしさとなめこの香りが相まってとてもかぐわしい。食感は想像していたなめこと違い、柔らかく程よい食感で、噛めばなめこの旨味があふれ出します。

浜坂カニクリームコロッケ サンド

クリーミーで蟹の香りと旨味が豊かなクリームコロッケと、甘めのソースがよく合います。
自家製のバケットの表面ははカリっと焼かれており、食感も楽しい。

温かい麺

使われている麺は、のど越しのとても良い ”淡路島ぬーどる” 。柚子胡椒と山椒、ほんの少し生姜をきかせた白味噌ベースの甘いお出汁にとてもよく合います。
鰆はしっとりレアに焼き上げられており、セリの食感の良さと、金時人参で、見た目も愛らしい逸品。

蝦夷のもずく

心地よい歯ごたえのあるもずくは、梅肉と梅酢生姜の優しい味付け。箸休めにぴったり。

本日のご飯のおかず

〆は「纐纈」から受け継いだメニュー、 ”本日のご飯のおかず” がずらりと並びます。
おかずは7種類から好きなだけ選べ、全てを少しずつ食べられるのも嬉しい演出。鳥取で自家栽培しているオリジナルブランド ”たい喜米” は少量ずつ送ってもらうことで、常に精米したてを土鍋で炊き上げ提供。
土鍋で炊いた ”たい喜米” は、つやが良く、しっかりした食感で噛めば噛むほど甘い。
だし巻玉子やちりめん山椒、野菜炊き合わせなど、日本らしいおかずの数々に気分がほっこり。
また、ハラミタレ焼きやイクラとろろと、肉や海の幸も白ご飯に合わせ贅沢に楽しめます。
白ご飯だけでなく、混ぜご飯もいただきました。
香ばしく焼いた秋刀魚、刻んだ大葉、梅、そして大根おろしと間違いない組み合わせに舌鼓。
つい、おかわりしてしまうほど。

紀州の柿 パンナコッタ

甘味も旬のフルーツを使用。甘めのパンナコッタに、すっきりとした柿とジュレがアクセントになっていて、美味しかったです。
いかがでしたでしょうか?
身も心にも染み渡る「和旬 たい喜」の優しいお料理。
ぜひ、一度体験していただきたいものです。

「和旬 たい喜」のお店情報

和旬 たい喜

  • 住所:大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-30 KOHDAビル 6F
  • 最寄り:JR北新地駅より徒歩5分
  • 営業時間:18:00~、20:40~ 一斉スタート
  • 定休日:日曜日、不定休
  • 予算:20,000円 別途サービス料10%+消費税10%
  • 予約制:OMAKASEからWeb予約
  • 席数: カウンター8席

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