ウェスティンホテル大阪の独創的広東料理 医食同源を追及した贅沢な料理

料理長の王 憲生(ワン ヒンサン)氏が手掛ける広東料理は、まさに「医食同源」の理念そのもの。

美味しさと健康を追求する料理哲学は、一皿一皿に深く表現されています。

店内はモノトーンを基調としたモダンで洗練された空間が広がり、高級感が漂います。

旬の食材を活かしたコースは、見た目の美しさだけでなく、味わいも一級品。

2023年6月3日、30周年の大きな節目を迎えたウェスティンホテル大阪。

その中で優れたサービスと美味しい料理を提供し続ける中国料理「故宮」を、ぜひともお楽しみください。

栄光の往時を彷彿させる「故宮」の名前の由来

 

「故宮」の名は、かつての皇宮である「紫禁城(しきんじょう)」と呼ばれた世界最大規模の宮殿から名付けられています。

この壮大な宮殿は、世界遺産にも認定され、歴代の皇帝たちの住居であり、政治の中心地として重厚な歴史と華やかさを表しています。

これらの華やかさと堂々とした風格が、中国料理「故宮」にも息づいています。

 

料理長 王 憲生(ワン ヒンサン)氏

香港で修業を積んだ後、日本へ渡った王 憲生(ワン ヒンサン)氏は、関西のレストランやホテルで研鑽を重ねました。

1999年にウェスティンホテル大阪中国料理「故宮」の料理長に就任。

王氏が率いる「故宮」は、その卓越した料理とサービスで、2009年から9年連続でミシュランの一つ星を獲得。

「第6回中国料理 世界コンテスト」では銀メダルを受賞するなど、国内外から多くの評価を得ています。

「医食同源」を基本に美味しさを追求する 料理長 王 憲生(ワン ヒンサン)氏のこだわり

王氏は、食事そのものが健康に深く関わると考えています。

低塩、低糖、低油を基本とし、素材本来の美味しさを最大限に引き出す調理法に焦点を当てています。

旬の食材を選び、それぞれが体に及ぼす作用を理解した上で、その味を最大限に引き出す。

美味しさと体への優しさを両立させ、あっさりとした味わいでありながらも満足感があり、胃もたれしないという特徴があります。

食事を楽しみながらも、健康への配慮を怠らない。

その一皿一皿に、高い志向性と匠の技が息づいています。

 

それでは、そんな魅力溢れる中国料理「故宮」のお料理をいくつかご紹介していきましょう。

珍珠鮮貝鮮龍盆 – 活伊勢海老とアップルマンゴーの冷製

新鮮な伊勢海老を贅沢に使用し、豪華に盛り付けられた一皿。

伊勢海老とアップルマンゴーは、一見すると予想外の組み合わせに思えますが、一口食べた瞬間に驚くほどの相性の良さが感じられます。

伊勢海老のプリッとした食感に、アップルマンゴーのとろけるような、滑らかな舌触り。

そして、フルーティーな特製マヨネーズが、さらに料理の味わいを際立たせます。

驚くべきは、桂花陳酒を使ったトマトの存在。

桂花陳酒により香りづけされたトマトの甘さは、思わず笑みがこぼれるほど。

美しさ、風味、驚き…すべてが絶妙に絡み合った一皿です。

吉品海寳佛跳墻 – 国産高級干し鮑(アワビ)と海の幸入り特製蒸しスープ

ゆっくりと蓋を開けると、スープから立ち上る香りに思わずうっとり。

乾物の最高峰ともいえる干し鮑(アワビ)と干し貝柱など、海の幸がふんだんに使われ、奥深い風味がスープ全体に広がっています。

この風味を支えるのは、枸杞子(クコの実)、ナツメ、花椎茸、そして金華ハム。

長い時間をかけて丁寧に煮込まれ、じっくりと蒸されることで、素材から最大限の旨みが引き出されます。
手間と時間をかけて作り上げたこのスープは、まさに絶品。

 

黄金色に輝くスープは体を温め、牛すね肉の濃厚な旨み、山芋のほくほく感が口の中で広がります。

驚くべきことに、このスープには塩を一切使用せずに作られているそうです。

 素材そのものの美味しさが生きるこのスープは、まさに「医食同源」の理念を具現化したもの。 

ただ美味しいだけでなく、体に優しく、心を満たすスープです。

XO時蔬赤鯥魚 – のどぐろと季節野菜のXO ソース炒め

豪快に丸ごと1匹使ったのどぐろの存在感は、まさに圧巻。

その身はふわっと柔らかで、骨の部分が香ばしくパリッと揚がっています。

衣は薄く、揚げ物の重さを感じさせず、むしろその軽やかさに驚かされます。

こちらの金杯を思わせるような器ですが、これがなんと食べられる器なのです。

この特別な器を作ることができるのは、お二人だけだとか。

サクッと香ばしい食感が味わいの一部となり、食べ進めるごとに風味と食感のアクセントが変わっていきます。

見た目の美しさ、味わい、そして食べられる器というサプライズが一体となり、極上の食体験が楽しめます。

海胆黑椒和牛扒 – 黒毛和牛と雲丹のソテー黒胡椒風味

上質な黒毛和牛の肉質の滑らかさと、その上に贅沢にも載せられた雲丹の濃厚な旨み。

その両者がとろけるように口の中で広がります。

美しい艶を放つソースの中には、ブラックペッパーが巧みに利かされ、ほんのりとしたスパイスの風味が全体を引き立てます。

雲丹の香り、黒毛和牛がほろっととろける食感は、まさに至福の瞬間。

羅臼刺參碎金飯 – 北海道羅臼産 干しなまこのあんかけ炒飯

高級食材として知られる干し鮑さえ凌ぐ価値を持つと言われる「干しなまこ」。

それを1週間かけて丁寧に戻しています。

ぷるんとした弾力と、それが口の中でとろりと溶けていく感覚に、まるでコラーゲンそのものを口にしているよう。

そして、食感の対比を生み出すのが、A菜こと、油麦菜(ゆばくさい)です。

この野菜は、中国料理でよく使われるもので、若干の甘みと爽やかな香りを持つ葉はシャキシャキとした食感が特徴。

その食感がなまこの滑らかさと見事に調和し、驚きの相性を見せています。

そして、一粒一粒の炒飯に深く染み込む濃厚なあんかけ。

まさに、繊細な技術とこだわりが凝縮された一皿です。

乘風破浪美甜點 – 故宮特製デザート盛り合わせ

静岡県産のマスクメロン、二層の杏仁豆腐にはマンゴージュース、ごま団子、そしてマーラーカオ。

この豪華な盛り合わせは、エルメスのプレートに載せられます。

マスクメロンの瑞々しさは、すっきりとした甘さと共に、季節を感じる瞬間です。

次に楽しむのは、二層の杏仁豆腐。

フレッシュなマンゴージュースの爽やかな甘さと、ピンクグレープフルーツとパイナップルがすっきりとした後味。

ごま団子は、香ばしいごまの風味が口の中で広がり、もっちりとした食感が心地よい。

中には蓮の実の白あんが隠れており、これがまた絶妙。

小豆とは異なる、優しい口当たりに、ついつい手が伸びてしまいます。

最後に、マーラーカオ。ふわっとしっとり、むっちりとした食感が魅力。

大満足の食べ応えがありますが、全くくどさがなく、これこそ、至福のデザートタイム。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ウェスティンホテル大阪の中国料理「故宮」で味わった至福の時間は、言葉では表現しきれない美味しさの連続でした。

心地良い空間で、心ゆくまで中国料理の真髄を味わえます。

この機会に、ぜひご賞味ください。

お客様のニーズに応じて2室の個室とセミプライベートルームもご用意しています。

親しい方々との集いや接待、各種会合など、さまざまなシーンでご利用いただけます。

こちらで紹介したコースは7/1〜7/31限定で「ごちそうさん特別ディナーコース」として販売いたします。

店頭へお問い合わせ、またはこちらよりご予約ください。

「ごちそうさん特別ディナーコース」のご予約はコチラ

 

中国料理「故宮」のお店情報

中国料理「故宮」

  • 予算:ディナー15,000円〜 / ランチ7,500円〜
  • 最寄り:JR大阪駅 徒歩7分
  • 住所:大阪府大阪市北区大淀中1丁目1-20 ウェスティンホテル大阪 3F
  • 営業時間:ランチ 11:30-15:00 (L.O 14:30)
    ディナー 17:00-21:00(L.O フード20:00/ドリンク20:30)
  • 電話番号:06-6440-1065
  • 定休日:ウェスティンホテル大阪に準ずる
  •   HP:https://kokyu.westinosaka.com/

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