2013年に東天満にオープン。
2020年に現在の南森町に舞台を移しています。
優雅なフランス語と美しい日本語が巧みに結びついた名前、”La Kanro”
“La Kanro”この名前には魅力的な個性と強烈なビジョンが隠されています。
甘露は中国古代の伝説によると天から降り注ぐ不老不死の霊薬を表し、同時に美味しさを意味します。
そして「La」、つまり「特定の」あるいは「特別な」を意味する定冠詞を加えて、「La Kanro」が誕生しました。
その名前が示す通り、まさに「特別な甘露」。
それは”La Kanro”が求める唯一無二の個性です。
ラグジュアリーな空間を演出する”La Kanro”の「青」
こだわりが感じられる空間作りは、一歩足を踏み入れた瞬間から感じることができます。
そこに広がるのは、日本一を誇る左官職人である久住有生氏の手によるもの。
通路から個室、さらにカウンターのダイニングエリアまでもが、久住氏の精緻な技術の結晶で満たされています。
個室やカウンターのイスに目を向ければ、そこには北欧の高級家具が。
これがラグジュアリーな空間を演出し、訪れるゲストたちに至福のひとときを提供します。
そして、何より特筆すべきは店内の色彩選びです。
一般的な飲食店とは一線を画す「青」が、”La Kanro” の個性とこだわりを際立たせています。
この独特な青の空間で、特別な美味しさを堪能する体験は、きっと忘れられないものになるでしょう。
“La Kanro”の魂を形作るのは、そのオーナーシェフ、仲嶺淳一氏
仲嶺シェフの豊かなキャリアはパリから始まりました。
ミシュラン三つ星の「アストランス」や二つ星レストランでの約3年の修業。
その後、帰国し、名門「カモシヤクスモト」での修業を経て、2013年に独立を果たしました。
そして、その才能と情熱はやがて認められ、2017年に「La Kanro」はミシュランガイドから一つ星を獲得。
仲嶺シェフは自分自身を表現する手段として料理を選びました。
その美学と独自のセンスが詰まった創造性あふれる料理は美味しいだけではなく、目でも楽しむことができます。
その深い情熱と一貫したビジョンが生み出す芸術的な料理をぜひご堪能ください。
仲嶺シェフの生み出す芸術的な料理
キャビアと卵黄
最初に現れるのは、「キャビアと卵黄」の一皿です。
見た目はまるで石畳の上にころがる小さなたまご。
その中にはキャビアが見え隠れしています。
この視覚的な演出は、好奇心をそそり、エキゾチックさを与えています。
卵黄とカシューナッツのペーストは濃厚で、口に含むと燻製の香りがふわりと広がります。
さらに驚きなのが、メレンゲのようにサクッとホロッとした新感覚のクルトンが添えられていること。
この一皿は、ただ美味しいだけではなく、感覚を刺激し、料理という物語を体験する喜びを呼び覚ます、期待と好奇心に心が躍る一皿です。
Amuse
「La Kanro」のアミューズは、一見すると美術品のよう。
仲嶺シェフが表現する一皿は、見て感動、食べて感動の連続で、幸福感が止まることを知りません。
一つ一つの料理がまるでアートのよう。その全てが想像を超える美しさを持っています。
左からセロリのチップは、そのカリッとした食感がアクセントとなり、滑らかな白身魚とキャビアのねっとりとした味わいを引き立てます。
まるでプティフールのようなカプレーゼ。そのとろけるチーズとバジルの香りが口いっぱいに広がり、さらにはサクサクとした生地がハーブの香りを添えます。
コンビーフの旨みも、オニオングラタンスープの泡と一緒に口の中でほろりと広がります。
竹炭とイカ墨に白い花が散りばめられた黒と白のコントラスト。
真っ黒な美しさが印象的で、その中にはイカの甘みやプルンと、そしてサクッとした底の食感は実に美味しいものです。
ブレザオラのメレンゲは、甘さと塩気が絶妙に絡み合い、ワインとの相性も抜群。
そして、由良の雲丹のミルキーな口溶け、アオサの風味が心をつかみます。
最後に、キッシュ。チーズの風味と海老のバランスが絶妙で、その温かさに心まで癒されます。
これら一つ一つがアミューズとして提供される「La Kanro」の世界観。
仲嶺シェフの感性と技術が詰まっており、ゲストに極上の味わいと驚きをお届けします。
4月限定 フォアグラとオマール海老のスペシャリテ
“La Kanro”の象徴とも言える4月限定のスペシャリテは、その見た目だけで心を奪われるほどの美しさを放っています。
それはまさに、”La Kanro”の象徴とも言える逸品で、SNSでその姿を見た多くの人々が予約に駆り立てられるほど。
もちもちの生春巻きに包まれたフォアグラとオマール海老が織りなす絶妙な組み合わせ。
濃厚なフォアグラと筋肉質でぷりっとしたオマール海老とシャキッとした野菜が一つにまとまり、それぞれの食感と風味が口の中で絶妙に絡み合います。
さらに、マンゴーとライムのソースを加えることで、爽やかさと甘みがプラスされ、フルーティな風味が全体を包み込みます。
それは、目の前のビジュアルを遥かに超える驚きの味わいで、まさに天才的と言えるでしょう。
ビジュアル、食感、味わいの三つの要素が見事に組み合わさり、ゲストを感動の渦に巻き込みます。
全てが調和する”La Kanro”のメイン フィレ肉、フォアグラ、トリュフの包み焼き
メインの肉料理は、フィレ肉とフォアグラ、そしてトリュフを網脂で包み焼き上げた逸品です。
色鮮やかなパプリカとニラのソースが美しいコントラストを作り出し、視覚でもその魅力を感じさせます。
ナイフを入れると美しい断面が現れ、フィレ肉の鮮やかな色合いに思わずうっとりしてしまいます。
口に運ぶと、その甘み、香り、食感、味、全てが極上のバランスを描き出し、添えられたじゃがいものピューレは、お肉とソースを優しく整えます。
この料理を試した後では、”フィレはそのまま焼くのが最高”という常識が覆されるかもしれません。
美食を引き立てる豊富な選択肢と個性的な”La Kanro”のワインリスト
まさに圧巻のラインナップ。
シャンパーニュからワインまで、多種多様なアイテムが用意されております。
お料理に合わせたワイン選びや選択にお困りの場合には、どうぞお気軽にお申し付けください。
“La Kanro”専属ソムリエがあなたのために最適な一本をご提案いたします。
ここで、その一部をご紹介いたします。
赤ワイン
ドニ・モルテの「ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・シャンポー」は、特級に匹敵する一級畑から生まれたワイン。
深い香りと黒い果実の風味が特徴で、凝縮した味わいと緻密なタンニン、スパイシーな余韻が赤ワインの魅力を最大限に引き出します。
白ワイン
00ワインズの「EGW エクストラ・ゴールド・ホワイト」は、ブルゴーニュの古い伝統的な醸造法(コシュ・デュリのようなスタイル)で作られるオレゴンのカルトワイン。
独特な風味と深いコクが魅力のブラックシャルドネです。
シャンパーニュ
ガスパール・ブロシェの「リオン・ブランドノワール トーム・アン」は、緻密な風味、長い余韻、そして柔らかな口当たりが特長。
全世界でわずか1200本しか生産されないこのシャンパーニュは、限定感と特別な美味しさを兼ね備えています。
料理の美味しさを最大限に引き立てるワインのマリアージュ。
その醍醐味を、ぜひ”La Kanro”でご堪能ください。
美食だけでなく、ラグジュアリーな空間、洗練された演出と共に、非日常的なひとときをお楽しみいただけます。
季節ごとの変化に富んだ”La Kanro”。
その魅力に触れると、何度でも訪れたくなるお店です。
La Kanroのお店情報
La Kanro
- 予算:お任せコースのみ ランチ16,000円/ディナー35,000円
- 最寄り:JR東西線「南森町駅」より徒歩5分
京阪中之島線「なにわ橋駅」より徒歩5分
地下鉄堺筋線「北浜駅」より徒歩6分
地下鉄「大阪天満宮駅」より徒歩7分 - 住所:大阪府大阪市北区天神西町3-9 NUI南森町南側
- 予約制:ネット予約(OMAKASE)
- 電話番号:非公開
- 席数: 16席(カウンター:6席 個室(2部屋)4席、6席)
- 営業時間:定休日:不定休
1200:~15:00(日)のみ /18:00~22:00